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アラフォーからの英語学習 (スクリーンプレイ『Pay it foward』編)

《初めての 『映画で英語』》

    今までは、Z界の教材を通しての学習を進めてきましたが、「多読長文」の失敗に目を覚まし、 会話を理解するという、本来の私の目的に即した方向へと行動方針を転換することにしました。 会話文はすでに、「星の王子さま」で経験済みですが、さらにリアルな会話を聞き取れるように なるために、映画のセリフをヒアリング教材として使うことにしました。


《たまたま見かけた映画がきっかけ》

    CSでたまたま見かけた、「pay it forward」を使ってリスニングをしようと決めました。 そう決めた理由は、

    @たまたまテレビをつけた時に見た部分が、たまたま聞き取れて気を良くした。
    Aシモネット先生(ユージン)の授業の言葉がとても奇麗だった。
    B頑張れば聞き取れる程度のスラングが適度に織り込まれていた。
    Cストーリーがよかった。
    Dスクリーンプレイ(台本対訳)がAmazonで安く手に入った。

    
DVD(左) と 全セリフ対訳(右)


《学習の段取り》

1.DVDを入手
    まずレンタルショップでDVDを借りてきてコピーしました。(※合法的に)
        使用ソフト:ディスクグラバー(有料)
        http://www.internal.co.jp/products/util/discgrabber/about/

2.通しで鑑賞
    ストーリー全体を知るために、終始日本語字幕モードで鑑賞しました。 できることなら、吹き替えはやめたほうがよいです。 英語でのリスニングを始めた時に、耳のチャネルがうまく切り替わらず、まったく別のものを聴いてる感じになってしまいます。

3.スクリーンプレイを入手
    スクリーンプレイ(台本対訳)をAmazonで購入しました。 現在は絶版に なっていましたが、中古品を安く仕入れることができました。

4.DVDから音声をmp3ファイルに抽出
    DVDから音声をmp3に抽出しました。2時間もの長大なmp3データになりますが、 これをmp3プレーヤーに仕込んで、通勤電車でスクリーンプレイを確認しながら聞きました。
    この際、セリフが全くない部分 (BGMのみのシーンなど) をカットするために、 mp3を分割するための時間をメモしていきました。
        使用ソフト:Freemake FreeVideoConverter (フリーソフト)
        http://www.freemake.com/jp/free_video_converter/

5.mp3を分割
    メモをもとに、mp3を53つのトラックへと分割しました。 これにより、セリフのない部分で いちいち早回しする必要がなくなり、聞き取りづらいシーンのトラックをリピートで 再生することが可能になりました。
        使用ソフト:AudioEditor(フリーソフト)
        http://answertaker.com/multimedia/music-speech/audioeditor.html

6.さらにリスニング
    分割したmp3と、スクリーンプレイを使ってさらに繰り返し聴きます。
    だんだん聞き取れるようになってくると今度は、スクリーンプレイに書いてある英語が、 実際に言っている英語と違うと感じる部分がでてきます。 そこで次に、DVD鑑賞に戻ります。

7.英語字幕で観る
    スクリーンプレイ片手に、DVDを英語字幕で鑑賞してみます。 すると、スクリーンプレイに 書いてあった英語と違う英語で字幕が書かれているところがかなり多いことに気付きます。 「スクリーンプレイにはこう書いてあるけれど、僕にはこう聞こえるけどなー」 と思っていたところが、結構当たっていたことに気付き、自信につながるかも知れません。 しかし実際のところ、DVDの英語字幕よりもスクリーンプレイに記載された英語のほうが、 実際に喋っている言葉に近く、英語学習者がなるべく迷わないようにできています。 こうした点からも、スクリーンプレイの購入は必要です。

8.字幕なしで観る、楽しむ
    もうここまで来ると、多くのセリフやストーリーがアタマにインプットされていて、 字幕いっさいなしで鑑賞することができるようになります。 聞き取れない部分もかなり残って いるかもしれませんが、ストーリーがしっかり入っていれば理解には支障ないはずです。 さらに、表情や口元の動きをみることで、これまで音声だけでは聞き取れなかった音が突然 聞き取れるようになることがあります。 これはなかなか不思議な経験です。
    しまいには、言い争いで言葉が重なっているところや、大勢がザワザワしているシーンでの 台本外の言葉が聞き取れたりすることがあり、これもまた自信につながる良い体験になります。


《万国共通の「ことばというものの特性」を考えながら》
    いろいろ書きましたが、とは言え、聞き取れない部分がなくなったわけではありません。  何度聞いても聞き取れない言葉がかなり多く残りました。 特に記者のクリスのセリフは 早口でラフな言葉が多く、パーフェクトに聞き取るのはなかなか難しいです。  また、トレバーと母親の会話はほとんど聞き取れません。 家族同士の会話になると、 言葉や発音がかなり崩れるのは、日本と同じだなと感じます。 しかしこれが実際だと思うと 納得できたため、聞き取ろうとするモチベーションが落ちることはありませんでした。  残された課題のぶんを差し引いても、今回の取り組みで得られたものはとても多く、 また楽しいものでした。
    今回の経験に気を良くして、次も映画のリスニングに取り組もうと決めました。



Z会『多読英語長文』編                  スクリーンプレイ『Apollo13』編

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