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アラフォーからの英語学習 (DUO編)

《DUOの特性を把握したうえで取り組もう》

    DUOは、単語帳の部類に入るらしいですが、私の印象ではどちらかと言うと、「フレーズ集」    に近いです。 DUOは、全部で560のフレーズから構成され、その中で使われている単語や熟語を学ぼうというものです。     DUOの優れている点は、非常に無駄が少ないということです。     ある一フレーズで出現した単語は、他のフレーズでは殆ど見られません。    しかし、ひとつひとつの フレーズを見ると、初見となる重要単語がギッチリ詰まっているのです。    このことは言い換えると 下のようになります。

    ■   無駄がない   →   意図的な繰り返し学習がないと忘れてしまう
    ■   一文に単語ギッチリ   →   単なる読み流しや聞き流しでこなせるほど楽ではない

    つまり、DUOの長所はそのまま短所にもなるわけです。    DUOの長所が短所になってしまうことを 防ぐためには、使い方に工夫が必要です。

    @    1フレーズを徹底的に丁寧に学ぶ
    A    学習が進むごとに、学習し終えたフレーズを徹底的に繰り返し学ぶ

        (これらを具体的にどのように行うかは後述)


《現実的な目標》

    ドラマ    『Glee』    を吹き替えや字幕ナシで楽しみたい
    アニメ    『The Simpsons』    を吹き替えや字幕ナシで楽しみたい

            ↓つまり

    @    ネイティブの英語が聞き取れるようになりたい    (聴)
    A    出来れば、英語が読めるようになりたい    (読)
    B    取り敢えず、べつに英語が書けなくてもいい    (書)
    C    取り敢えず、べつに英語が喋れなくてもいい    (話)


《目標設定の方針》

    ■   目標は現実的な範囲で
        (高すぎる目標は長期的にみて、必ずモチベーションをダウンさせます)
    ■   目標は抽象的に
        (具体的すぎる目標は、ちょっとした気持ちの変化によって魅力的に見えなくなります)
    ■   TOEICなどの得点を目標にしない
        (夢がなさすぎます)
    ■   余裕を持った学習プランを
        (計画から少しでも遅れると、自分を救ってくれるものがなくなってしまいます)

    これらは、今まで私が取り組んできた様々な挑戦の教訓から得られたものです。     継続することを第一の目標とします。    継続すれば結果は自ずとついてくるという発想です。


《DUOの学習アイテムあれこれ》

    このコーナーではDUO バージョン3.0をもちいます。

        @DUO 3.0     基盤図書。 コレがないとはじまらない
        ADUO 3.0 / CD基礎用     あったほうがよい、特に学生さんなら    (このコーナーでは使いません)
        BDUO 3.0 / CD復習用     DUOをやるなら必ず購入すること!    560のフレーズ集付き
        CDUO 3.0 / ザ・カード     あれば使えるかも    (このコーナーでは使いません)
        DDUOセレクト     本家DUOではつらい人向き    (このコーナーでは使いません)
        EDUOセレクト CD     (このコーナーでは使いません)

        @とBは必須です。    最低この2つが揃わないと話になりません!
        


《DUOの達成目標》

    DUOの達成目標は、DUOの前書きに書いてあります。

「達成目標:本書の見出し英文560本を60分で聞き取れるようにすること」
(「Duo3.0」より)

    もちろん、560のフレーズをソラで暗唱できるようになったり、スペリングを完璧にしたり、 派生語をすべて覚えてもよいでしょうが、私の場合、DUOはあくまで踏み台です。     「聞き取れるようにする」という目標を果たしたら、その時点での自分の弱点を分析し、 それを補うための別の教材へと進みます。


《DUOの学習の進め方@》

    DUOは全部で45のセクションから構成されています。    しかし見たところ、各セクションの フレーズ数はまちまち (最小8、最多17) なので、「1日1セクション」のような 学習計画には最初から無理があります。    私はつぎのような学習計画を策定し、実行しました。

        ■   1日10フレーズを学習すると決める
        ■   復習用CDは「1トラック=1セクション」となっているので、トラックをmp3に抽出し、
             1フレーズごとに560にファイルを分割する
    mp3の分割はこちらを参考
        ■   560つのmp3ファイルを、10ファイルずつ56のフォルダに収め、mp3プレーヤーに仕込む
        ■   mp3プレーヤーを1曲リピートに設定し、1フレーズを何度も反復して聞き、また暗誦する。
        ■   1フレーズを完全に聞き取れるようになったら、次のフレーズへと進む
        ■   1日10フレーズを目標にこなしてゆく
        ■   56日で完成!

        しかし、こんなに甘いものではないのです。    続きがあります。


《DUOの学習の進め方A》

    《DUOの学習の進め方@》のような進め方をしていると、3日も経てば、1日目のことはいくらか忘れてしまい、 聞き取れなくなってしまうフレーズもでてきます。    これではせっかくこなしたぶんがもったいないので、 忘れないようにするために、その日その日の10フレーズをものにしたら、前日までに取り組んだ すべてのフレーズを通しで聞き流します。    聞き取れなくなっているフレーズがあったら、 そこに戻って復習します。
    すぐにお分かりになると思いますが、これを行うと、復習に割く時間が日に日に長くなり、最終的には60分間に なります。    そこで、この復習の時間を短くするため、音声ファイルを編集し、再生速度を速めます。     このようにすると、復習時間の短縮とともに、速聴の効果も得ることができます。    mp3の速度編集はこちらを参考


《DUOの効果(?)》

    前にも書きましたが、DUOは単語集というよりもフレーズ集です。    私は、DUOを学習している間、 知らない単語や熟語をチェックしながらも、ネイティブの話す英語を 「聞き取る」 ことや、 「英語独特の言い回しに慣れ親しむ」 ことの方に、はるかに多くのエネルギーを費やしました。

    300フレーズあたりまで学習が進んだ頃、こなことがありました。
    NHKのニュースを副音声(英語)にして聞いていると、ほぼすべての単語が聞き取れるように なっていたのです。    熟語の言い回しや単語の意味が即座に出てこないものが多く、 意味がわからない部分が多かったですが、言っている単語はほとんど聞き取れました。 知らない単語もでてきましたが、それはそれで区別できるのです。    それまでは、 途中に知らない単語が出てくると、もうその後はすっかり聞き取れなくなりました。 ニュースなので映像があるし、ニュースの内容にもよったかもしれませんが、 意味内容もけっこう判りました。    これはきっと、ボブのおかげに違いないと思いました。     この時はとても嬉しかったです。


《進捗の実際》

    私は月〜金曜日、片道約1時間かけて職場に通います。    そのうち45分間は電車の中なので、 往復90分間の車内で10フレーズをこなせるようにしました。    具体的には、朝の往路で10フレーズを 聞き取れるようにしてしまい、帰宅時の復路でもう一度10フレーズを聞き流し、覚えているかどうかを 確かめるようにしました。
    単純計算では、週間50フレーズとなりますが、週に一度は仕事でヘトヘトに疲れる日があることを考慮し、 週40フレーズのペースで計画を立てました。    約3ヶ月間かけて、計画よりも2週間ほど早く終了しました。



(参考)    《音声ファイルの編集》

@  DUO復習用CDから抽出したmp3ファイルを560のフレーズごとに分割する。
1文ごとに分割すれば、ひとつの文章を繰り返し聞くことができ、耳になじませることができます。
分割のさせかたは、下記YouTubeの動画を参考に行いました。 とても助かりました。






A  mp3ファイルの編集のためのおすすめソフト(1)
    Audacity
           ・再生速度の変更
           ・部分カット(イントロの不要なアナウンス音声など)
           ・無音部分のカット


B  mp3ファイルの編集のためのおすすめソフト(2)
    AudioEditor
           ・ファイルの分割
           ・ファイルの結合



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