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        No.0007(構築)
        Oracle Database 11g R2のインストールとリスナ設定

■実験環境・前提
  □CPU: Intel Core i5-2500K 3.30GHz
  □メモリ: 16GB
  □Oracle: Oracle Database 11g Release2 (11.2.0.1)
        Standard Edition for Microsoft Windows Server 2008 x64
        入手元→OracleDownload
  □OS: WindowsServer2008 R2 SP1
  □ユーザー権限: ADMINISTRATORSグループ
  ここで入力している設定値 (Oracleベース、リスナ名など) は、すべて一例です。環境や要件に応じた値に読み替えてください。 ここに解説した記述通りの作業を行ったことに起因するいかなる損害、障害にも責任は負いかねます。自己責任でお願いいたします。
  今回、インストール・構築作業はADMINISTRATORで行っています。ADMINISTRATOR以外のユーザーで構成を行った場合、たとえADMINISTRATORSグループであっても、UAC(UserAccount制御)という面倒な問題と格闘しなければなりません。インストールや構築はなんとか切り抜けても、起動停止やバッチ処理、EMの構成や権限設定などで、思わぬトラップにハマる可能性があり、大変恐るべしです。 近年、複雑なセキュリティ設定が求められていますが、インストールユーザーまで無理して専用のOSユーザーを用意したりすると、大惨事もしくは大ドツボになる可能性があるので、あまり推奨できません。ここでもADMINISTRATORそのもので行っています。

■手順
  1. Oracleアプリケーションのインストール
  2. リスナ構成
  3. サービスの設定
  所要時間 (なんだかんだで) 60分間

■実験経緯
  1. Oracleをダウンロードし、ダウンロードした2つのzipファイルを解凍して1つのフォルダに合わせる
     (媒体として焼成してもよい)

  2. setup.exe をダブルクリックする

  3. DOS-Boxが立ち上がるので、しばらく待機する。結構待たされる。
  

  4. ロゴが表示され、ようやくセットアップが始まる
  

  5. 空欄のまま[次へ]をクリック
  

  6. [はい]をクリック
  

  7. 「データベース・ソフトウエアのみインストール」にチェックを入れて[次へ]をクリック
  

  8. 「単一インスタンス・データベースのインストール」にチェックを入れて[次へ]をクリック
  

  9. 日本語と英語が選択されていることを確認して[次へ]をクリック
  

  10. 「StandardEdition」を選択して[次へ]をクリック
  

  11. [Oracleベース]と[ソフトウエアの場所]のパスを入力して[次へ]をクリック
  

  12. 環境をチェックしている間、待機する
  

  13. [終了]をクリック (終了しない。インストールが始まる)
  

  12. インストールが始まるので待機する (約10分間)
  

  13. インストールが完了したら[閉じる]をクリックする
  

  14. 再起動する

  15. [スタート]-[Oracle - OraDB11g_home1]-[コンフィグレーションおよび移行ツール]-[Net Configuration Assistant]をクリック
  

  16. [リスナー構成]を選択して[次へ]をクリック
  

  17. [追加]を選択して[次へ]をクリック
  

  18. リスナ名を入力して[次へ]をクリック
  

  19. 選択プロトコルにTCPが選択されていることを確認して[次へ]をクリック
  

  20. 「標準ポート番号の1521を使用」を選択して[次へ]をクリック
  

  21. [いいえ]を選択して[次へ]をクリック
  

  22. [次へ]をクリック
  

  23. [完了]をクリック
  

  24. 再起動する

  25. サーバーマネージャーを起動し、左ペインから[構成]-[サービス]を選択する

  26. 「Ora・・・」から始まり、18で入力したリスナ名で終わるサービス名をダブルクリックする
  

  27. スタートアップの種類を[自動]へ変更して[OK]をクリックする
  


■考察
  インストールとデータベース構築の2手順を認識できない人にとっては、「Oracleは面倒で難しい」と感じてしまう第一の関門と言える。
リスナ作成も忘れてはならない。
リスナーコントロールによるリスナの確認などは省略した。リスナコントロールコマンドについては別途レポートする予定。
  ここで入力している設定値 (Oracleベース、リスナ名など) は、すべて一例です。環境や要件に応じた値に読み替えてください。 ここに解説した記述通りの作業を行ったことに起因するいかなる損害、障害にも責任は負いかねます。自己責任でお願いいたします。
  今回、インストール・構築作業はADMINISTRATORで行っています。ADMINISTRATOR以外のユーザーで構成を行った場合、たとえADMINISTRATORSグループであっても、UAC(UserAccount制御)という面倒な問題と格闘しなければなりません。インストールや構築はなんとか切り抜けても、起動停止やバッチ処理、EMの構成や権限設定などで、思わぬトラップにハマる可能性があり、大変恐るべしです。 近年、複雑なセキュリティ設定が求められていますが、インストールユーザーまで無理して専用のOSユーザーを用意したりすると、大惨事もしくは大ドツボになる可能性があるので、あまり推奨できません。ここでもADMINISTRATORそのもので行っています。
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