《次の教材が見つからない》
Apollo13のリスニングを通じて、最初に聞いた時にはさっぱりわからないのに、スクリプトを見れば「ああ、そうか」とすぐにわかることに
問題意識を持つようになりました。 耳からの情報の流入に頭が追いつかないのです。 目で見ると瞬時にわかるのに、です。 英語の学習を始めてから約一年たちましたが、
飛躍的な実力の向上に効果があったような教材には巡りあうことはできませんでした。 そこでちょっと趣向を変えて、 「発音できる単語は必ず聴き取れる」 、
とか 「喋れる言葉は必ず聴き取れる」 といった謳い文句の教材を信じて始めて見ることにしました。
まず最初に選んだのは「単語耳」です。 発音記号別の単語の配置と説明はまさに感動的なものでしたが、この本が勧める単調な訓練は、今の私にはとても耐えられるものではなく、1日で終了となりました。 ここに書かれている発音記号と発音との対応関係や、子音の連続を1音として発音する作法などは、ここ一年の多聴の生活の中ですっかり定着しており、自信につなげることは出来ました。 ここでいったん発音記号を整理できたこと自体に意味があったと思います。
単語耳の翌日に選んだのは「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」です。 日本語から瞬時に英作文をするというのは、新鮮であると同時に懐かしい体験でしたが、自分には馴染まないものでした。 これまで1年以上もの間、通勤電車内で英語の多聴のみを続けてきた私にとって、イヤホン越しに日本語が聞こえてくるという状態はとても耐え難かったのです。 往路の通勤電車の中だけですでに大きなストレスとなっていると感じ、会社に着く前にやめてしまいました。
単語耳(左) と どんどん話すための瞬間英作文トレーニング(右)
焦った私は、この日は定時で仕事を切り上げ、神田書店街に寄り、次の観点から次の教材を探し回りました。
@明らかになっている自分の弱点 (シャドウイングが足りない)
A多聴多読の路線維持
B自分で感じているよりも、かなり高い実力がついてきている
何を選択したかについては次項で。
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